百々登勢のボトル画像

百々登勢NIRVANAのロゴ

福光屋が日本酒の長期熟成に取り組み始めたのは1959年のこと。
12代当主である博(ひろむ)が世界的に名高い欧州のワイン産地を訪れた際に、
熟成によって育まれる原料の栽培技術や醸造技術、
豊かな文化に感銘を受けたのが始まりです。
時間の偉大な力を授かるための最適な酒米、最善の醸造方法を研究し、
貯蔵・熟成という最後の長い工程の結果を
見通すノウハウを得て結実したブランドが
四季の気温に従って熟成させる濃熟タイプの
「百々登勢」(1994年誕生)となりました。
その知見と幾多の長期熟成酒は当蔵の財産として13代、 14代へと継承されています。

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命名 / 揮毫

高橋睦郎

福光屋の長期熟成酒に「百々登勢」という深い意味をもたらす命名をしたのは詩人の高橋睦郎氏である。 福光屋の仕込み水が「百年水」であることを寿いだ自作の句から生まれたブランド名であった。 百年の歳月をかけて酒蔵の井戸に辿り着きほ迸る水の勢いと、長い眠りから解き放たれた熟成酒の目覚めを表現している。 令和六年に文化勲章を受章しなお闊達に文学界で活躍する。「ニルヴァアナ」に寄せた文章から、誰よりもその境地を知る詩人といえるのではないでしょうか。



プロフィール

1937年福岡県生まれ。少年時代から詩作を試み、1959年『ミノ・あたしの雄牛』を出版。多数の詩集を出す。 現代詩と伝統詩を兼ねて作り続ける現代唯一の詩人。1993年に金沢を詠んだ句集『金沢百句・加賀百景』を出版。 『王国の構造』で歴程賞、『兎の庭』で高見順賞を受賞。 平成12年紫綬褒章受章、平成24年旭日小綬章受章、 平成29年文化功労者表彰、令和6年文化勲章受章。詩、短歌、俳句、狂言など、ジャンルを超えて創作活動を続けている。 彼の類まれな表現力から「瑞秀」、「百々登勢」のネーミングが生まれた。

nirvāna(निर्वाण、ニルヴァアナ)は古代インド公用語サンスクリット、これを漢字に当て音訳したのが涅槃(ねはん)。心身の煩(わずら)い・悩みの火がすべて吹き消され、悟りの知恵が成就(じょうじゅ)した境地。解脱(げだつ)。自分自身や周囲のあらゆる縛りから解放され脱却した完全自由の状態。ほんらい神人合一・陶酔のための聖なる飲みものだった酒なるものの窮極の理想もそこにこそあろう。

文・高橋睦郎

濃醇な熟成香のなかに、 刺激的な香り、 一九九〇酒造年度。

兵庫県産の契約栽培米・山田錦を全量使用し、端正な風味を生み出す自社酵母で醸しました。数十年に及ぶ熟成を見越し、香味がいっそう格調高く結実するよう純米酒でありながら吟醸酒の様に醸造し、正統かつ豊かな表情を存分に引き出しました。
濃醇で複雑な熟成香のなかに柑橘類やスパイスのような刺激的な香り、旨味、酸、苦味、コクが美しく調和した厚みのある味わい。心地よいキレと豊かなボディ、長く印象的な余韻をお楽しみいただけます。

長期熟成 純米酒 数量限定品 百々登勢 NIRVANA 1990

原料米:契約栽培米 山田錦 100%(兵庫県産) 
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:65%
  製造区分:純米・原酒
アルコール度:17度 日本酒度:+3.9 酸度:2.1

飲み方:軽く冷やす◎ 常温◎ ぬる燗◎

華やかで可憐な甘みと 口中に広がる軽快な旨味、 一九九二年酒造年度。

兵庫県産の契約栽培米・山田錦を全量使用し、長期熟成酒の醸造に長年使用してきた9号酵母で醸造しました。飛躍的な熟成効果を授かるためにさまざまな工夫を凝らして仕込み、時間とともにドラマティックな香味の頂点に導きました。
熟した果実のような熟成香とそれに寄り添うなめらかな口当たり。華やかで可憐な甘味と軽快な旨味が口中に心地よく広がります。若々しさを感じさせるミネラルと微かな酸が余韻を爽やかにまとめます。

長期熟成 純米酒 数量限定品 百々登勢 NIRVANA 1992

原料米:契約栽培米 山田錦 100%(兵庫県産) 
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合:65%
  製造区分:純米・原酒
アルコール度:16度 日本酒度:-5.5 酸度:2.0

飲み方:軽く冷やす◎ 常温◎ ぬる燗◎

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百々登勢 ニルヴァアナを
よりお楽しみいただける飲み方

ボウル部分がたっぷりとした形状のワイングラスをご使用いただくのがおすすめです。また錫の酒器はお酒をいっそうまろかやにする効果に長けています。8〜10℃ほどに軽く冷やすか、室温でそのままお飲みください。
グラスの中で温度が上がるにつれ、刻々と表情を変える香味をお楽しみいただくのも一興です。また、湯煎で35〜40℃に温めると熟成酒特有の風味がさらに際立ちます。

熟成チーズ、炙ったからすみ、味噌漬け(西京焼きなど)、フォワグラ、黒毛和牛の炭火焼き、牛ほほ肉のワイン煮、牡蠣のオイル漬け、高カカオチョコレート、金柑の甘露煮、ドライいちじくなど。塩、旨味、油分、焦げ、苦味を楽しむ食材、調味法とのペアリングがおすすめです。

【保存方法】

比較的低温で温度の一定した、光のあたらない場所で保管してください。開封前の熟成酒は適正な環境であれば、より熟成させることができます。開封後はすみやかにお飲みください。

※熟成酒には、それぞれ固有の色合い、香りがあります。時間経過により黄金色から琥珀色へ、豊かな香り、調和のとれたより深い味わいに変化します。安心してお召し上がりください。びん底に褐色の沈殿物(オリ)が出ることがありますが品質には影響ありません。

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