百年水

BRAND PHILOSOPHY

恵みの百年水

霊峰白山の麓に降り注いだ雨が地中深く浸み込み、貝殻層を通り抜ける間に酒造りに最適なミネラルをたくわえ、福光屋の地下150メートルまで辿り着きます。その間、実に100年。福光屋が1625年の創業以来、現在の地を一歩も動かず酒造りを続けてきたのは、このかけがえのない天然水、「酒蔵の水」があるからなのです。

基本の仕込み水

福光屋は2001年、米と水だけで酒を造る純米蔵となりました。厳選した契約栽培米と、霊峰白山の麓より百年の時をかけて辿り着く仕込み水「百年水」。余分なものを一切足すことなく、米と水、麹と酵母などの微生物の働きだけで酒を造ることを信条としています。自然に敬意をはらい、自然の力を最大限に生かす-。酒造りのみならず米醗酵から生まれる醗酵食品、機能性食品、化粧品、全てに生かされています。

和らぎ水

日本酒を楽しみながら、合間に飲む水のことを「和(やわ)らぎ水(みず)」といいます。水でひと呼吸おけば気分すっきり、深酔いしません。酔いを和らげる水、だから「和らぎ水」なのです。

白山と大桑層の恵み。生まれたて百歳の天然水。

福光屋の仕込み水が百歳であることは、1986年に金沢大学理学部(当時)が行った調査によって判明しました。水の年齢は、自然界に存在する水素の放射性同位体・トリチウムの含有量を調べることでわかります。調査によると、地球上がまだ環境汚染されていなかった約1世紀前に降った雨雪が、100年以上の時をかけて大桑層(おんまそう)と呼ばれる貝殻層を流れ、福光屋の酒蔵に辿り着いているのです。