福光屋についてABOUT FUKUMITSUYA

福光屋は寛永二年(1625年)創業。
金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵です。
百年の時をかけて酒蔵に辿り着く清冽な仕込み水と良質な酒米に恵まれ、
伝統の職人技を受け継ぎながら390余年の歳月にわたって酒造りを続けてきました。
21世紀より、先端の研究に裏付けを得ながら進化し続ける米醗酵技術を生かして
醗酵食品や化粧品の開発にも積極的に取り組んでいます。
あくまで理念は変えず、時代の変化をしなやかに受け止めながら、日々新たな伝統を
創造していく。それは、幾世紀もの間くり返してきた福光屋の姿勢です。

  • FUKUMITSUYA STORY01

    基本は米と水。
    福光屋は、純米蔵です。

    酒造りは自然が主役。自然に敬意をはらい、自然のチカラを最大限に引き出す知恵と工夫を授かるために蔵人たちは手造りにこだわります。いい酒、納得のいくものをつくりたい。福光屋のものづくりを支えてきたのは、自然の摂理と真正面に向き合う蔵人たちの職人魂です。米と水に忠実な酒造り。これが本来の酒蔵のあるべき姿であると確信し、福光屋は歩み続けます。

  • FUKUMITSUYA STORY02

    杜氏の肌は白く美しい、
    この逸話は真実でした。

    かつて日本酒造りは、杜氏を頭に季節雇用の職人集団の仕事でした。彼らは夏場、自身の土地で農業や漁業を営み、秋になると蔵元に赴いて約半年間かけて日本酒を造るという暮らしを送っていました。炎天下で真っ黒に日焼けし、首や手には深くシワが刻まれていた蔵人たちも、年が明ける頃には次第に肌の透明感を取り戻していったのです。四六時中、麹やもろみに触れるその蔵人たちの姿こそが、福光屋の基礎化粧品開発の原点なのです。

  • FUKUMITSUYA STORY03

    金沢のお茶屋で伝えられてきた
    日本酒美容。

    金沢では「お茶屋の芸妓たちは白粉を塗る前に日本酒で肌の手入れをしている」、「日本酒風呂に入ると肌がしっとり、すべすべになる」、「日本酒を扱う料亭の女将の肌はつやつやしている」といわれ、昔から日本酒と美肌には深い関わりがあるとされてきました。福光屋がこれら経験値の科学的な解明に取り組み始めたのは今から約30年前、1990年代はじめのことです。

  • FUKUMITSUYA STORY04

    日本酒の科学から、
    「醗酵コスメ」誕生。

    福光屋は日本酒に含まれる美容成分や米醗酵について、長年にわたり研究を進めてきました。そして米や酵母の種類により、生み出される有効成分量が異なることに着目。米選びから始まり、米の磨き方、酵母の選定まで約3年にわたって300以上の試行錯誤を重ね、醗酵が生み出す天然の美容液・コメ発酵液「FRS」を開発、醗酵コスメが誕生したのです。現在は、さらにさまざまな微生物の特性を検証、身体の内側から働きかける米発酵エキス「FRE」の開発にも成功し、内外美容アイテムに活かしています。