今年、2024年(令和6年)2月にしぼられたばかりのフレッシュな「加賀鳶 藍 しぼりたて 生 原酒(令和5酒造年度)」と、
蔵内で1年の熟成を経て円熟した味わいとなった2023年2月上槽の「加賀鳶 藍 しぼりたて 生 原酒(令和4酒造年度)」が
飲み比べできる「新酒 & 一年熟成セット」、
こちらを数量限定で発売いたします。
契約栽培した酒米の最高峰「山田錦」のみを使用し、丹念に仕込んだ純米大吟醸の、なめらかで最も旨みのある部分「中汲み」 の風味をそのまま封じ込めたしぼりたての生・原酒です。加賀鳶の季節限定酒の中で最高峰といわれる一本。しぼりたてならでは、フレッシュさをまとった洗練された香りと味わいが特長です。
搾りの際に、香りと味わいの調和が最も優れた中の部分を取り分けたお酒のこと。搾りはじめは「あらばしり」、搾り終わりの「せめ」部分を含まず、上品で軽やか、口当たりのやわらかさも楽しめます。
松の内が明けてから節分までの寒の頃、
この時期の酒造りを寒造りといいます。寒の水で仕込み、低温下で醪(もろみ)をゆっくり醗酵させて有用な微生物の働きをじっくり丁寧に引き出すことで、質の高い酒に仕上げることができます。
最高クラスの繊細な純米大吟醸はこの時期に造られます。
一年熟成された「加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて 生原酒 2022BY(2023年上槽)」。 熟れたりんごのようなしっかりと甘みあるフルーティな吟醸香。 とても順調に熟成をしており、口当たりは一層柔らかに、丸みある飲み心地。 甘みをともない、旨みがまして全体的にボリュームある味わいです。 キレはありつつ、複雑な苦味と酸味が調和し、全体に奥行きを感じる厚みが増しました。 お酒のポテンシャルが高く、酒質の良さもあいまって好ましい調和につながっています。 今がまさに飲み頃の1本。
今年の搾りたて「加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて 生原酒 2023BY(2024年上槽)」。
清々しいフレッシュさ、青いメロンのような軽やかな甘さ、若さを感じるフルーティな吟醸香。
上立ち香、含み香ともにしっかり楽しめます。
新酒らしいクリアで清涼感ある味わい、ミネラル感も感じます。
グラスに注いで少し置くことで、柔らかな甘みも感じます。
程よい旨みと酸味によるメリハリと、後味のキレの良さ。食中酒としてポテンシャルが非常に高い1本。
(福光屋 福田理彦*酒造技能士1級/日本ソムリエ協会認定 SAKE DIPLOMA/純米酒マスター/唎酒師)
洗練された香りが特徴の「加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて 生」はキリッと冷やしてグラスで飲むのがおすすめです。ぜひ一度、お試しください。 リーデル社の大吟醸グラス「Le Daiginjo」は1998年に福光屋がワイングラスの老舗リーデル社に共同開発を申し出たのがきっかけで開発されたものです。 普通のワイングラスより2周りほど大きく、大吟醸の香りや味わいを最大に引き出してくれます。
リーデル大吟醸グラス >>商品詳細はこちら
新酒にはフレッシュチーズや筍の刺身など、軽やかに。一年熟成酒は軽く熟成させたチーズ、山菜や筍の天ぷらなど、しっかりした味わいの食ともよくあいます。
同じカルパッチョでも新酒には塩・レモンで、熟成酒には塩とバルサミコ酢で、味わいを分けてお楽しみいただくのもおすすめ。
蒸し鶏のサラダを新酒は岩塩・オイルで、熟成酒にはぽん酢で、お楽しみください。
その他のおすすめ
【新酒】鯛の塩焼き、山菜の天ぷら(塩で)
【熟成酒】のどぐろの塩焼き、山菜の天ぷら(つゆ、お出汁で)