
蔵人のIです。福光屋ブログに初登場となります。
本年度より、無農薬栽培の酒米を使った酒造りが始まりました。
福光屋が契約栽培している「山田錦」「金紋錦」「フクノハナ」などの酒米はすべて特別栽培米(従来よりも農薬の使用を1/2以下に減らしたもの)という基準を達成しているのですが、昨年からはさらにもう一歩前進して、完全無農薬栽培によるお米づくりを行っています。
無事に収穫した無農薬の酒米を今年は実際に仕込みます。
精米が終わって酒蔵に入庫した無農薬米を初めて見て、その粒張りの見事さにビックリしました。酒米産地の担当者の話によると、お米だけでなく稲そのものも見事な立ち姿だったといいます。考えてみればイネ科の雑草に効果のある除草剤などは、作物である稲そのものにも何らかの影響を与えているはずですから、こんなに素晴らしい粒張りなのもうなずけます。
正に"健康体"、もしくは"PURE"という表現がぴったりのお米です。
そのように素晴らしい酒米だったので、その良さが100%お酒に現われるように酒造各工程でも細心の注意を払って仕込みに取り掛かりました。麹は旨味が多く、酒母は力強くてキレがあるものに仕上がりました。現在はモロミとして醗酵中なのですが、元気いっぱい、順調に醗酵しています。
お日さまの光や水や風、大自然の恩恵を体一杯にうけて実った酒米。そして、その影には、生産者の方々の並々ならぬ熱意があることも忘れてはいけません。
そんな素晴らしい酒米でお酒を仕込むことができるのは、蔵人冥利につきます。今は蔵人全員が一丸となって情熱を注いで仕込んでいます。ここ金沢に桜の花が咲き乱れる頃、そのお酒は誕生します。その出来栄えをまたレポートします!

